寒くなってくると、家族が自然と集まるこたつ。
ぬくもりに包まれて、つい長居してしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなこたつに欠かせないのが「こたつ布団」です。
毎日のように使うこたつ布団ですが、実は想像以上に汚れが溜まりやすいアイテム。
ホコリ、食べこぼし、皮脂汚れなどが徐々に蓄積されていきます。清潔に保つためには、定期的なお手入れが不可欠です。
しかし、「こたつ布団って洗濯機で洗えるの?」「洗ったら膨らんで大変なことになった…」「そもそもどう洗えばいいの?」と、悩む方も多いのが現実です。
そこで本記事では、こたつ布団を正しく洗う方法について、洗濯機・手洗い・コインランドリー・クリーニングという4つの選択肢を詳しくご紹介します。
こたつ布団は洗濯機で洗える?膨らまないための注意点
まずは洗濯表示(タグ)を確認
こたつ布団には、それぞれの素材や加工に応じた「洗濯表示ラベル」が付いています。
これを確認せずにいきなり洗ってしまうと、布団が傷んだり、洗濯機が故障したりする恐れも。
「洗濯機可」「手洗いのみ」「水洗い不可」など、記号や文字で表示されていますので、まずはタグをしっかりチェックしましょう。
特に羽毛布団やウール素材はデリケートで、自宅での洗濯には不向きな場合があります。
の場合は無理に洗わず、後述するクリーニングを検討しましょう。
洗濯機で洗う際のポイント
こたつ布団を洗濯機で洗う際に一番の注意点は、「膨らんで洗濯槽から取り出せなくなる」ことです。
これは、洗濯中に布団が空気や水を含んでパンパンに膨らんでしまうことが原因です。
この現象を防ぐためのコツは以下の通りです
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布団はコンパクトにたたみ、洗濯ネットに入れる
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「大物洗いコース」や「毛布コース」を選択
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脱水は短時間×複数回に分けて実施
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洗濯機の容量は8kg以上が目安(シングルサイズまで)
脱水前に一度止めて、中の空気を手で押し出してあげるのも有効な方法です。
コインランドリーでこたつ布団を洗う方法|大型布団には最適
自宅の洗濯機で無理そうならコインランドリーへ
自宅の洗濯機ではサイズ的に厳しい場合や、しっかり洗浄したいときには、コインランドリーの利用が便利です。
コインランドリーには業務用の大型洗濯機・乾燥機があるため、厚手やダブルサイズのこたつ布団も問題なく洗えます。
コインランドリーの使い方と料金相場
使い方のポイント
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洗濯表示で「水洗い可」を確認
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大型洗濯機の「毛布コース」や「布団コース」を選ぶ
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乾燥時は「低温」モードで、ふんわり仕上げを目指す
料金の目安
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洗濯機利用:600円〜1,000円
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乾燥機利用:500円〜800円
合計で1,000円〜1,800円前後と見ておくと良いでしょう。
高温での乾燥は、中綿の傷みや縮みの原因になりますので要注意。
できるだけ低温でじっくり乾かすのがおすすめです。
洗濯機が使えないときは「手洗い」という選択肢も
手洗いのメリットとは?
洗濯機で無理に洗うよりも、丁寧に汚れを落とせるのが手洗いの魅力です。
繊維を傷めにくく、生地や中綿へのダメージを最小限に抑えられます。
また、押し洗いを行うことで、布団の中までしっかりと洗浄することが可能です。
自宅でできる手洗い方法(手順)
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洗濯表示をチェックして「手洗い可」を確認
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浴槽に30℃程度のぬるま湯を張り、中性洗剤を入れて溶かす
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布団をゆっくり沈め、手でやさしく押し洗い
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2〜3回すすいで、洗剤をしっかり落とす
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水気を切ったら、風通しの良い日陰で自然乾燥
乾かすときは、M字型に干すと通気性がよく、乾きが早いです。
プロに任せる「布団クリーニング」も便利な選択肢
こんなときはクリーニングの利用がおすすめ
- 羽毛やウールなどデリケートな素材
- カビや臭いが気になる場合
- 手洗い・洗濯機ではサイズ的に厳しいとき
プロの技術と専用機材を使うことで、型崩れせずにスッキリ清潔に仕上げてくれます。
料金の目安とサービス内容
- 店舗型:2,500円〜4,000円程度
- 宅配クリーニング:送料込みで5,000円前後
初回割引や複数枚まとめてのキャンペーンを行っている業者も多いため、上手に活用すればコストを抑えながらプロの品質を体感できます。
まとめ|こたつ布団を清潔に保つ洗い方の選び方
こたつ布団は、素材やサイズに応じて適切な洗い方を選ぶことがとても大切です。
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自宅の洗濯機で洗う場合は、ネット使用&容量確認を徹底
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洗濯機が難しい場合は、コインランドリーや手洗いを検討
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デリケート素材や特大サイズは、布団クリーニングが安心
洗濯表示をしっかり確認し、自分の環境に合った方法で洗うことで、こたつ布団を長持ちさせながら快適に使い続けることができます。
清潔な布団で、心地よい冬のこたつ時間をお楽しみください。