サーティワンでアイスをテイクアウトすると、保冷用にドライアイスを付けてくれることがよくあります。
とても便利なものですが、「これってどうやって処分すればいいの？」「そのまま置いておいて大丈夫？」と疑問に思ったことはありませんか？
ドライアイスは水ではなく、固体の二酸化炭素。
普通の氷のように溶けて水になるわけではなく、時間が経つと気体へと変わって（昇華して）消えていきます。
この性質のため、使い方を間違えると事故や体調不良の原因になることもあるので注意が必要です。
この記事では、サーティワンでもらえるドライアイスの安全な処分方法、やってはいけない使い方、そして長持ちさせるためのコツまで、わかりやすくご紹介します。
ドライアイスはどう処分するのが正解？
ドライアイスの処理方法は一見シンプルですが、実は気をつけるべき点がいくつもあります。
基本的には自然に昇華（気化）させるのが正しい処分方法ですが、周囲の環境によっては思わぬ危険を招くこともあるので注意が必要です。
安全な処理のポイント
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屋外の風通しの良い場所に置く
自然に気化してなくなるのを待ちましょう。直射日光の当たる場所は、急激に昇華してしまう恐れがあるため避けるのが安心です。 -
密閉容器に入れないこと
ドライアイスは空気に触れていないと気化しにくく、容器内にガスが溜まって危険です。新聞紙や段ボールの上に置くのが理想です。 -
子どもやペットが触れない場所に置く
極端な低温なので、うっかり触れるとやけどや凍傷になる恐れがあります。
放っておけば自然に消える？室内放置のリスクとは
「どうせそのうち消えるから放っておいても平気でしょ？」と思いがちですが、室内でドライアイスを放置するのは非常に危険です。
室内に置くと起こるかもしれないこと
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二酸化炭素が部屋に充満し、酸素が薄くなって息苦しくなる
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換気が不十分な場合、頭痛やめまいを引き起こすことがある
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高濃度の二酸化炭素に長時間さらされると、最悪の場合中毒症状を起こすことも
安全のためには、窓を開けたり換気扇を回したりして、しっかり空気の流れを確保したうえで処分しましょう。
特に、閉め切った部屋や狭い空間での使用・放置は避けてください。
ドライアイスは危ないの？安全に取り扱うコツ
ドライアイスはマイナス70℃近い超低温の物質で、扱いを間違えると重大なケガにつながります。
安全に使うためには、次のポイントを押さえておきましょう。
取り扱い時の注意点
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素手で触らない
直接触ると皮膚が凍傷を起こします。厚手の手袋やタオルなどで包んで扱ってください。 -
密閉容器には絶対に入れない
気化したガスが容器内にたまってしまい、圧力で破裂する危険性があります。 -
保冷バッグでも密閉しすぎないように注意
少し空気の逃げ道を作っておくと安全に持ち運びできます。
ドライアイスの保冷効果はどれくらい続く？
サーティワンで提供されるドライアイスは、だいたい30分〜1時間程度、アイスを冷たく保つことができます。
ただし、周囲の温度や保冷状態によって大きく差が出るので注意が必要です。
保冷効果を長持ちさせるコツ
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発泡スチロールの保冷ボックスを使う
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直射日光を避けて保管する
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保冷剤を併用して冷却効果を高める
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必要に応じて、店舗で追加のドライアイスを購入する（有料）
例えば、真夏の車内など高温環境に置いてしまうと、30分以内にすべて昇華してしまうこともあります。持ち運びの時間や環境に合わせて対策しましょう。
ゴミ箱に捨てちゃダメ！ドライアイス処分で気をつけること
「そのままゴミ箱にポイッ」で済ませてしまうのは絶対にNGです。
ドライアイスが気化すると二酸化炭素が一気に発生し、ゴミ袋やゴミ箱の中にガスが充満することで破裂や事故の原因になります。
実際に起こる可能性があるトラブル
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ゴミ袋がパンッと破裂して中身が散乱する
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ゴミ箱が変形したり破損する
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ごみ収集時に作業員に危険が及ぶ可能性がある
ドライアイスは必ず屋外の安全な場所で自然に昇華させましょう。
他人や周囲に迷惑がかからないよう、正しく処分することが大切です。
ドライアイスを冷凍庫に入れてはいけない理由
「長く持たせたいから、冷凍庫に入れて保存しよう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、これは絶対に避けるべき行為です。
冷凍庫に入れるとどうなるの？
家庭用冷凍庫の温度はおよそマイナス18℃ですが、ドライアイスはそれよりもはるかに低温（約マイナス78℃）の物質です。
そのため、冷凍庫内に入れても昇華（固体から気体への変化）は止まりません。
そして、気化した二酸化炭素が庫内にたまると、密閉された空間では圧力がどんどん高まり、冷凍庫が故障したり、扉が開かなくなる恐れもあります。
最悪の場合、内部の構造が壊れてしまうことさえあります。
ドライアイスは普通の冷凍品とはまったく性質が異なる、特殊な冷却剤です。
「冷凍庫に入れてはいけないもの」としてしっかり覚えておきましょう。
なかなか気化しないときの対処法
時間が経ってもドライアイスがなかなか消えずに残っている場合は、少し工夫をすることで気化（昇華）を早めることができます。
気化を促進する方法
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水に入れる（特にぬるま湯がおすすめ）
水と接触することでドライアイスの昇華が一気に進みます。ただし、このときも必ず換気の良い場所で行ってください。密閉された室内では、二酸化炭素が急激に放出されて危険です。 -
紙の上など通気性の良いものの上に置く
接触面が広いほど気化しやすくなるため、新聞紙などの上に置いておくのも効果的です。
ただし、水に入れる方法は特に二酸化炭素の放出が急激になるため、室内では使用しないようにしましょう。屋外や換気のしっかりとできる場所で行うことが大切です。
ドライアイスの取り扱いはどうする？気をつけたいポイントと処分の工夫
気温の高い場所にドライアイスを置くと、昇華（固体が気体に変わること）のスピードが上がり、早く処理することができます。
ただし、直射日光が当たる場所に置くのはNG。急激な昇華で大量の二酸化炭素が一気に発生し、周囲に危険が及ぶ恐れがあります。
どんな方法で処分する場合でも、安全第一で行いましょう。
ドライアイスは非常に低温なので、素手で触ると凍傷になることも。
必ず手袋などで手を保護してください。また、小さなお子さんやペットがいる家庭では、誤って触られないように十分注意しましょう。
作業場所の選び方や安全対策もしっかり行うことが大切です。
ドライアイスの処分方法と活用のコツ｜サーティワン利用者向けガイド
ドライアイスの追加料金と保冷オプション
サーティワンでは、アイスを購入する際に保冷用のドライアイスを無料でつけてもらえることがあります。
基本的には約30分間の保冷に対応できる量が付いてきますが、それ以上の時間冷たさをキープしたい場合は、有料で追加することも可能です。
価格は店舗によって異なりますが、1時間分の追加で数百円ほどが一般的です。
また、ドライアイスだけに頼らず、保冷バッグや保冷剤などのアイテムも活用するのがおすすめです。
店舗で販売されていることもあるので、必要に応じて購入すると便利です。
迷ったときは、スタッフに相談して最適な保冷方法を提案してもらいましょう。
ドライアイスの安全な処分は屋外で
使い終わったドライアイスを安全に処分するには、屋外の風通しの良い場所で自然に昇華させるのが一番です。
安定した地面や台の上に置き、人通りの少ない場所を選びましょう。
時間が経つと、ドライアイスは気体の二酸化炭素として自然に消えていきます。
ただし、雨の日や湿度の高い日には、白い霧状のガスが多く発生して、周囲の人に誤解を与えることもあるため注意が必要です。
できるだけ天候の良い日に、目立たない場所で処分するようにしましょう。
作業時には必ず手袋を着用し、他の人が誤って触れないよう、安全管理をしっかり行ってください。
ドライアイスを使わずにアイスを持ち帰る方法
ドライアイスを使いたくない場合や、手元にないときでも、ちょっとした工夫でアイスを溶かさずに持ち帰ることができます。
おすすめなのは、保冷バッグや保冷剤の活用です。
保冷バッグは外気の影響を抑えてくれるので、冷たい状態を長時間キープしやすくなります。
さらに、バッグ自体を事前に冷やしておくと、保冷効果がより高まります。
保冷剤を一緒に入れることで、ドライアイスほどではなくても十分な冷却効果が得られます。
もし専用の保冷バッグがなくても、新聞紙やアルミホイルでアイスを包むだけでも多少の断熱効果が期待できます。
移動時間を短くしたり、帰る直前にアイスを購入するなどの工夫も、溶けにくくするポイントです。
ドライアイスの代わりに使える保冷アイテム
ドライアイスが手に入らないときや、環境に配慮して使いたくないときには、代わりになる保冷アイテムを活用しましょう。
たとえば、スーパーや100円ショップなどで手軽に購入できる保冷剤は、短時間の持ち運びにぴったりです。
もっと長時間冷たさを保ちたい場合は、「蓄冷材」がおすすめ。
保冷剤よりも長く冷たさをキープできるため、旅行やレジャーなどにも向いています。
さらに、真空断熱構造のボトルや、厚手の断熱材を使った保冷バッグなどを組み合わせれば、数時間にわたってアイスの冷たさを保てます。
これらのアイテムは何度も使えるので、コストパフォーマンスが良く、環境への負担も軽減できるのがメリットです。
ドライアイス利用時の注意点と制限について
サーティワンでは、ドライアイスの使用に関していくつかのルールが設けられています。
まず、無料で提供されるドライアイスは約30分間の保冷を想定した量で、それ以上の保冷が必要な場合は有料で追加が必要となります。
また、すべてのメニューにドライアイスを使えるわけではありません。
たとえば、アイスクリームドリンクやクレープなど、一部の商品は温度変化に弱く、ドライアイスを使うことで風味や品質に影響が出てしまうことがあります。
そのため、対象外となる場合もあります。
さらに、店舗の在庫状況によっては、ドライアイスの提供自体が一時的に制限されることもあるので、心配なときは事前に店員さんに確認しておくと安心です。
